
昔は体重計、今は体組成計
最近の体重計は、体組成計と言うようだ。
まぁ、普通のシンプルな体重計もあるが、ほとんどは体重だけでなく体脂肪率などいろいろな項目を計測できるようになっている。
それだけではない。その体組成計からスマホにデータを転送して専用のアプリでそのデータを管理、見ることが出来るのである。
僕も昨年の6月から、今まで使用していた体重計から、このスマホを利用できるタイプの体組成計に変えて現在使っている。
それまでは、体重や体脂肪率をエクセルで作った表に計った時に、都度手書きで書いて記録していた。しかし、現在の体組成計に変えてからは、その必要はなく、測定後、スマホのアプリを開いて体組成計に近づけるだけで毎日の記録がスマホで確認できるようになった。
しかも、体組成計というだけあって、測定項目は体重と体脂肪率だけではないのだ。
知らない間に、体重計はこんなにも進歩していたのである。
今やこの体組成計はダイエットには必須のアイテムと言っても過言ではないように思う。

体組成計で測定できる項目
体組成計ではいろいろな項目を測定できる。
測定できる項目は、その体組成計によって違うが、僕が今使っているパナソニックの体組成計(EW-FA43-K)では、次のような項目を1回体組成計に乗ると一度に測定してくれる。
- 体重
- 体脂肪率
- 皮下脂肪率
- 内脂肪レベル
- 基礎代謝
- BMI
- 筋肉レベル
- 骨レベル
- 体年齢
- 体幹バランス年齢

これらのデータが毎日測定できて、そのデータをスマホに転送、そして単にスマホでデータを見られるだけでなく、過去のデータをスマホでグラフ化してみることもできる。ただし、今使っているパナソニックのアプリでは最大2項目のみしかグラフ化してみることはできないが、ちょっと傾向を見るには便利である。
ただ、それぞれの項目の数字の精度については、どうなのか。そこは大きな期待はしていない。また、毎日測定していると、けっこうバラツクのが気になるときがある。
しかし、絶対値でずれがあったとしても、また何らかの原因によって異常値的なバラツキがたまにあったとしても、毎日測定しているので、全体としての傾向はわかる。
例えば、体脂肪率も日によって、急に変わることがある。これは、昨日更新した体脂肪率のグラフを見ると、週平均のグラフでの動きが激しいことからわかると思うが、それでも大きな傾向、また月平均での傾向は、体重と同じような傾向にあることからそれほどとんでもないすうじになっているわけではないことがわかる。
従って、今の体組成計のレベルがそれほど高いものではないにしても、それなりの価値はあると思っている。
また、最近のこういった体組成計はだいたいそうであるようだが、いちいちスイッチのオンオフを主導でする必要がない。スイッチの入っていない状態で体組成計に乗ると、自動的に電源が入るようになっている。
そして、あらかじめ4人までの年齢、身長などの個人データが登録できるのだが、測定データから、どの人が体組成計に乗ったのかを都度、体組成計自体が判断して、外灯する人のデータとして自動的に登録してくれるのである。
これは便利なのだ。こういった使い勝手もかなり進化しているのが最近の体重計ならぬ、体組成計なのである。
また、もっと項目の多い体組成計もあり、価格が高いものもある。価格が高いものであれば、より精度は期待できるのかもしれない。

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各測定項目について
このように、体組成計はいろいろな項目のデータを計測することが出来るのであるが、それぞれの意味がわからないと、その価値も半減してしまう。
そこで、今使っているパナソニックの体組成計で計測できる各項目について確認してみた。なお、【】内は標準値の目安、()内は僕の最近の測定値を参考までに書いているが、これは2018年3月10日前後での数字である。ちなみに僕の身長は168㎝である。
体重
体重はあらためて説明する必要もないだろう。体の重さである。
(70㎏弱ぐらい。)
体脂肪率
体脂肪率は、体重のうち、体脂肪の重さが占める割合だ。主な体脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪がある。
【10~20%】(23%前後ぐらい)
皮下脂肪率
皮下脂肪率は、体重のうち、皮下脂肪の重さが占める割合である。従って、必ず体脂肪率よいは小さい値になる。皮下脂肪は一般的にお腹、二の腕、お尻、太ももなどにつきやすいといわれている。
【8.6~16.7%】(20%前後くらい)
内脂肪レベル
内臓のまわりについている脂肪がどのくらいのレベルか示す数値である。 内臓脂肪レベル「10」は、およそ内臓脂肪面積100 cm2に相当するようだ。
【1~10】(10.5ぐらい)
基礎代謝
基礎代謝は、呼吸をする、心臓を動かす、体温を保つなど、生命維持に必要なエネルギーのことである。従って、寝ているときなど何もしていない時にも使われるエネルギーであり、基礎代謝量が増えると、太りにくい体質になる。
【1,400】(1,400~1450ぐらい)
BMI
BMIは「Body Mass Index」の略で、肥満度を示す国際的な基準である。 あらかじめ登録された身長の値と測定した体重の値から計算される数値である。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
理想的なBMI値は「22」です。
【18.5~25】(25弱)
筋肉レベル
筋肉レベルは、体重のうち、体を動かす筋肉が占める割合である。一般的に筋肉が多いと、基礎代謝が増えるために太りにくい体質になると言われている。
【5.6~7.8】(6~7)
骨レベル
体重のうち骨の重さが占める割合がどれくらいのレベルかを表示される。
【5.6~7.8】(6~7)
体年齢
体年齢は、上記の各数値から算出された理論的な体の年齢とのことである。
(55~6歳)
体幹バランス年齢
体のバランスを示す数字のようである。
(45~6歳)
とりあえずは上記のような内容の項目を測定できるのである。
標準値と最近の自分の測定値を比べると、体脂肪率系の値は標準より高い。基礎代謝や筋肉、骨レベルは標準レベルである。
体年齢と体幹バランスは実年齢よりも若く、特に体幹バランスは実年齢よりも10歳以上若い、という結果である。
それほど悪くはないと思うが、体脂肪に関しては、まだまだ落とす余地がかなりある、ということだ。
これが第2回目の週休3日ダイエットでどう変わっていくか、体脂肪率は下がっていくのか、期待したいところである。
このように、最近の体組成計はダイエットに必須とまではいかなくても、ものすごく役立つアイテムとなっているのである。

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